ココ・シャネルのココは、彼女がキャバレーで良く歌った曲に出て来る犬の名前だった!
ココ・シャネルについての知識は全く無かったけれど、若い時のココ・シャネルは、そこそこの美人さんだった事がネットでも確認が出来ます。
実際には”そこそこ”と言うのは失礼な事が、彼女が多くの恋愛をしたことから分かります。
人間、年を取れば、ぶよぶよとした体になるケースもあれば、ガリガリと痩せてしまう事もありで、ココ・シャネルは後者のタイプだったようです。
好みの問題もあるのでしょうが、女性は年を取って、ふっくらと丸みのある方が魅力的に見えます、ここまで痩せてしまうと、キツイ性格が出てしまって、親しみが湧きにくい女性に見えてしまいます。
それはさておいて、彼女のブランド名でもある ココ・シャネル、てっきり彼女の名前かと思っていたものの、彼女の名前のフルネームは、Gabrielle Bonheur Chanel(ガブリエル・ボヌール・シャネル)、どこにも COCOなど見当たりません。
シャネルは、フランスのソミュールと言う小さな町で生まれました。
町の人々は、この町で彼女が生まれたとは知らない人がほとんど、そのソミュールは今、こんなに素敵な町。
※ シャネルは、あまりに貧しい家に生まれた生い立ちに、自分の出生など偽っていたのが原因のようです。
彼女はこの町にあった貧しい人々が頼るソミュール救済院で生まれます。
シャネル12歳の時、母親は病死、5人の子供と妻を顧みない彼女の父親は良い親では無かったようで、子育てに困って子供達を捨て、そしてシャネルは孤児院に預けられます。
服を縫うお針子の仕事をしていたシャネルは17歳の時、孤児院を出されますが、歌手になる事を夢見ていたシャネルはキャバレーで歌手になります。
ここで良く歌った曲が、「Qui qu'a vu Coco dans le Trocadero(トロカデロでココを見たのはだれ)」
トロカデロは、フランスの16区辺りの地名、ココは、そこで迷子になった子犬の名、トロカデロで子犬がいなくなったの!、誰かココを知りませんか? 見ませんでしたか?と言う、10代の女の子が歌うと可愛らしい内容。
酒に酔った男達は、シャネルが歌うのに合わせて、サビの所で、”ココッ ココッ”と歌ってくれていたのですが、このココが、彼女の愛称になったと言うのが、ココ・シャネルの、ココの由来。
迷子になった子犬ココは、12歳の時、母親が病死、これからどうなるの!と悲嘆にくれていた所で父親に捨てられたシャネルに重なります。
もう、ひとつ最後に
捨てられたと言えば我が家のMIKO
9年・・いや年が変わったので10年前の10月の台風後、公園に捨てられていました。
なぜ、捨てられていたか? 青い発泡スチロールの箱の中で、暗くなった公園の街灯の下、丸くなっていたのです。片手に乗るほど、ポケットに入るほど、小さな小さな子猫でした。
トイレも爪とぎも、人間への甘え方も、ひとりで覚えて生きて来ました。
MIKOは、偉いなぁと感心する事があります。
そのお返しは、ぎゅっと抱きしめてあげる事。
愛情を目いっぱい込めて、抱きしめてあげます。
そして素直な、こんな美人さんに育ちました。