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Seesaaブログから引っ越ししてきました。

今でも泣けて来る 地域猫 ち~ と ク~の思い出 その4

これまでの記事 お兄ちゃんの ち~ちゃんが 誰かに連れ去られてしまい、 ひとりぼっちになった ク~ちゃんの事が気になって、週末の土曜日また会いに行ってみた。 11月になった海風は冷たくて、春や夏が終わった頃にはあんなに沢山いた猫達も 何処に隠れているのか、寒そうにしている数匹しか目にする事が出来ない。 ク~ちゃんは何処なのか、あちらこちらと探すも 見当たらない? 口笛を吹くとやって来る仲になっていたので、口笛を吹いてみても やって来る気配が無い。 かと言って、直ぐに帰る気にもなれず、しばらく待ってみる事に・・・・・・ そう思った矢先、海の方を見て階段に座っていた年配の女性の懐あたりから、ク~ちゃんが飛び出て来た!
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この女性は別な区で20年余り地域猫の面倒を見ているそうで、ここの神社に沢山の地域猫が住み着いているのを聞いて、バスとタクシーを乗り継いでやって来たらしい。 人懐っこいとは言え、やって来て直ぐにク~ちゃんと仲良くしているあたりは流石だなぁと思いながら、ク~ちゃんのこれまでの事を話すと、「ク~ちゃんを出来るなら連れて帰りたい・・・」、有難い事にそう言ってくれるものの、今日の今日では判断が付かない、それと言うのも、ここにも猫達を面倒みてくれている人もおられる。 それでも、自分の家で飼おうと言う人までは いないのだから、この機会を逃せば、ク~ちゃんは間違いなく、寒い冬をここで越さねばならない。 どうしたものか・・・・ 今すぐ答えは出せないので、お互いの連絡先を交わして、その方を街の大きなバス停まで送って、その日は別れる。
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数日後、その方から夜電話があり、”ケージがひとつ空いたので、直ぐにでも ク~ちゃんを引き取ってあげたい!” との申し出・・・普通の人には及ばない程 猫好きな方なのか、逆に ”直ぐでにも引き取る事が出来ないか”と、相談を受ける事になってしまい、こちらが気後れしてしまう程恐縮してしまう。 ここまで 自分の住む場所とは遠く離れた地域猫にさへ一生懸命になれる心の優しさに、誰に相談する事も無く思わず「今度の土曜日 連れて行きます」と言ってしまった。 後の事はそれから考えればいいと、とにかく、ク~ちゃんを暖かい部屋で暮らさせてやりたかった一心で、こちらもお礼を言って、連れて行く事を約束し電話を切った。・・・これで良かったのだろうか? こうした事情で、思いもせず今度の土曜日でク~ちゃんとお別れになってしまった。 複雑な気持ちではあるものの、これからの寒い冬、あの吹きさらしの海沿いの駐車場で、冬を越さなくて良くなるク~ちゃんの事を思い、勝手な判断ながら、あの女性の住む遠くの区まで ク~ちゃんを連れて行く事に決めた。 ・・・・つづく
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