軽く思ってた、卵焼き、野菜炒め後のフライパンの油、流しに捨てると怖い理由を知って、なるほど!
念願の戸建、マンションを新築で買ったなら、最初から丁寧に丁寧に住みたいもの、フローリングや壁の汚れ、キズだって気になるし、お風呂の隅々までもキレイにしておきたい、トイレの便器の白はいつまでも白く、キッチンのシンクもくすみ無く、換気扇だって内部までキレイにしておきたい。
これって、新しい時計を買った時、1秒だって正確に合わせておきたい気持と通じるものがあって、面白い。
まあ時計くらいは、数日もすれば、そんな事どうでも良くなるけれど・・・
先日テレビで、再放送と思われる検証風なバラエティ番組を見ていて
えっ! たったこれくらいの油でも捨てたら、配管こうなんの!
と驚いたのでご紹介。これを知ったら、特に新築にお住みの方は、フライパンの洗い方 変わる筈です。
下の絵、これくらいなら、洗剤かけて、グルグル洗って水流しながらシンクにザーっと流して終わり、と思われているフライパンを使った、炒め物をのいくつかです。
この簡単調理に、油を全く使って無いなら別ですが、おそらく多少の油は引いてするのが普通でしょう。
後のフライパンを洗う際には、一般的に、どの家庭でもこんな感じ
シンクの下の配管は、本管までスムーズに流れるように、勾配を付けて設置されています。
この本管までの間、速度の多少の差はあれ、食用油、肉から出た油、洗剤、水の混合された液体は、粘り気を持って、シンクから流されて以後、意外とゆっくりと流れて行きます。
ゆっくり流れて行く内に、流された油と洗剤液を含んだ排水液は冷え、凝固し出します。
もちろん、シンクに投入された液体が、全て本管に到達して下水へと流れてしまえば、大事に使いたい、貴方の家の配管は ずっと新品に近いままなのですが、そうは行きません。
こんな感じで、案の定、ゼリー状になった油と洗剤の混合されたモノが、配管内部にへばりつくように、薄く残ってしまうのです。 この実験でも、7mの配管にまんべんなく付着しています。
全く血管と同じ、住宅の配管
これが、1年、5年、10年と続けば、更に、20年・・・・配管内部は人間で言う動脈硬化状態になって行きます。
これくらい いいだろうと、油を含んだ水が長年流された住宅の配管内部。
人の血管内部が狭くなると・・・
●狭心症:心臓の栄養血管である冠動脈が狭くなると、心筋が酸素不足になって狭心症。
●心筋梗塞:冠動脈が完全に詰まって心筋に血液が行かなくなった状態が心筋梗塞。
●脳卒中:脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくのが脳卒中。
家の配管では・・・
●排水の逆流
●排水の中の有害な菌も逆流、家屋内にまき散らされ感染症などの原因に・・SARS(サーズ)の事例有り。
●そして高額な修理代
不潔なのは当然として、排水が逆流でもして来たなら、業者を呼んで、高い修理代金が必要になる事は間違いところです。
そう言う分けで、たった目玉焼きだから、豚のバラ肉・数枚だから と思わず、洗剤をクルクルとかける前に、キッチンペーパーや、新聞紙など、フライパンから極力油を拭いて洗う事をお薦め。
これで貴方の大事な家の血管では無かった配管、長く清潔に使える事間違い無しです。