マンションの大規模修繕工事で、周囲に臨時駐車場が無い時 どうする?
街中を車で走ってると、『えっ この マンションも、もう大規模修繕工事』 と思う事もしばしばあって、時間の早さを実感するこの頃。
戸建と違って、個人の采配で大きな修繕時期を決める分けには行かない分譲マンションは、修繕計画にのっとって行われるものです。
ちゃんとした毎月の修繕積立て金の額を決めておくなら、大規模修繕だからと言って、個人的な負担をする事は無いので 気分が楽と言えば楽・・・でも本音、後4、5年先でも良いんじゃないの? と思ったりもします。
今日の話は、その大規模修繕における臨時駐車場が無い! 時の話。
大規模修繕工事と言えば、外回りに足場をぐるっと組んで、グレーや、黒色のメッシュのシートが張った中で、タイルの割れや、外壁のヒビなどの補修、水回りの防水、全面塗装など多岐に渡って本当に大変そうな工事。
その際、駐車場に停められた車は、非常に邪魔な存在で、工事に支障がある場所の車両は外部に駐車場を借りて、工事期間の何割かの日数 月決めで借りたりするものです。
この外部に借りる駐車場は、大規模修繕工事を請け負った工事会社が基本的に探してくれるのですが、マンションの建つ地域によっては、そうそう簡単に数十台もの駐車場を、まして一時的に借りれる場所を探すのは至難の業になっている所も多いようです。
そこで、その駐車場、最終的に確保出来なかったら どうするのか?と言う問題を解決する方法があったので、ご紹介。
なんと、外部に借りずに出来る工事方法があったのです。
すなわち、足場を必要最低限組んで、後は高所作業車を活用して行う方法。
『えっ それだと工事費用 高くなるんじゃないの?』
所が良くしたもので、高所作業車のレンタル代や、手間の掛かる工事方法にも関わらず、足場の費用や、外部に駐車場を借りる必要が無くなった事で、そう違わない金額で大規模修繕工事が出来てしまう、へ~な話です。
ちなみに、最低限の足場とは、各階のベランダに外部から入れるように、マンションの両サイドに足場を組んで、ココをベランダ部分の工事の出入り口とします。
また、各戸には仕切り板があるので、ここを頻繁に行き来する為に開閉できるようチョウバンを取り付けます。 もちろん、プライバシーがあるので、利用しない時には、この仕切り板が動かないように、鍵(錠前)も取り付け加工します。
仕切り板に開閉用のチョウ番を取り付けた所
ベランダの手摺部分に、簡易な鍵を取り付け
また、塗装作業の時は、風による塗料の飛散を防ぐ為に、足場無しの状態でメッシュのシートを張ります。
こんな感じでベランダ側には、一時的に直接シートが張られます。
尚、通路側にも同様に、塗装期間のみシートが張られます。
以上、簡単ですが、大規模修繕の際に、外部に臨時駐車場として借りれる駐車場を探せど無い時!の工事方法、そんなマンションにお住まいの方は、工事会社に相談されてみたらどうでしょうか?
尚、素人目に工事風景を見ている限り、階数が十数階あるようなマンションの場合、高所作業車での作業が難しいと感じました。