不動産関連の徒歩1分の距離の元になったのは、ある女性が歩いた距離
なにげなく見ていたテレビでやっていたのは、真実を解明すると言うバラエティー番組、幾つものお題の中で、目を惹いたのは、駅まで徒歩●●分 の謎?
不動産の物件には付きものの ■▼駅まで徒歩●●分の 1分の距離は、80m。
番組で、ある物件の距離を歩いてみるものの、徒歩11分と書かれていたのに、なんと5分もオーバー
この徒歩1分は、信号待ちも、急な登り坂も考慮に入れない、実態にそぐわない 分速80m、ウォーキングで歩いてみても、かなりの速度で、10分続けて歩くのは 無理な程。
番組では、この分速80mが、いつ、 誰が決めた? のか調べてくれていたので、ご紹介。
この基準となった80mを歩いたのは、現在79歳になる、
鈴木深雪(すずき みゆき)さんと言う女性。
40年前、公正取引委員会の職員だった20代の彼女に、不動産関連に用いる基準の距離を歩く大役が・・・
当時、これからは女性の時代とばかりに、男性に歩いて貰うより女性が良いだろうと言う話で決まり、白羽の矢が立った彼女は、なんと役所内の廊下を歩いて計測される事になった。
せっかちな性格だったと言う彼女は、役所内の歩きやすい廊下をかなりの早歩きで1分間歩き、その距離が 男性でも ふー と息の上がる 80m・・・・
この時の計測距離が、今の 不動産関連に使われている 1分間の距離の元になっていると言う話、なんか そろそろ変えて欲しいような気のする、トリビアでした。
尚、鈴木深雪さん、この時の自分を悔やんでいるとか・・・きっと誰もが文句を言いたくなる、『駅まで●●分』の嘘に、ちょっと胸を痛めてるのかも知れない。
確かに2割くらい増しでも いいのかも・・・