オリンピック招致落選も ほっとした、スペインの庶民の本音
日本皇室の品格のような、風格のようなものを感じた、憲仁親王妃久子(のりひとしんのうひ ひさこ)様のオリンピック招致でのプレゼンテーション、英語とフランス語も交えた中で、フランス語はネイティブの人が聴いても、とても素晴らしかったとの事。
IOCの委員には多くの貴族出身者が居ると言う事ながら、少なくとも1500年から2000年と言われる世界一の歴史を誇る日本の皇室は、彼らの500年、600年と言った歴史では遠く及ばなかったらしく、その彼らが憲仁親王妃久子様に会えるとあって興奮気味だったとは、ラジオからの情報。
話変わって、落選のマドリード市民の話・・・・これも現地在住の日本人の方レポート
今のマドリード市民(スペイン)の多くの気持ちは、次の4つに分類出来るとの事
①がっかりしている若者
②かなりショック、地元ならオリンピックに出れるだろうと頑張っていた貧しい若いアスリート
③正直 ほっとした、今はそれどころじゃ無い!
④やっぱりねぇ~ と思ってる人達
③番の 『それどころじゃ無い!』と言う人達の理由と言うのが、今あちらでは、汚職政治家達の裁判中で、市民は政治家のいい加減さに辟易しているらしく、今の新聞の話題は、そうした裁判関係が大半だそう。
確かに、また招致が決まって、公共工事となれば、新たな政治家が懐に税金を入れないとも限らない・・
それほど、あちらの政治家は国民から信用されていないのが現状。
そんな庶民の暮らしはと言うと、あちらも二極化が進んでいて、大半の庶民の暮らしは本当に大変だそう。
驚くなかれ、去年は2回も消費税が上がって、
なんと現在 21% ひぇ~!
財政赤字の中、庶民にはリストラ、失業が増え、年金によっては停止されたり、教育、医療、福祉の予算はカット、授業料や給食費は上がり、公共料金や固定資産税などの税金関係は何でも上がり、庶民は ヒーヒー言いながら生活してるのが現状だそう・・・・そんな中のオリンピック招致の落選は、本音、ほっとしたと言いた、マドリード市民の 気持ちが良くわかる。
日本も あんまりオリンピックに浮かれ過ぎると、明日は我が身、と言う気がして来た。